薬やその成分による胎児への影響は「催奇形性」と「胎児毒性」

妊娠中の薬の服用には、細心の注意が必要です。 薬の種類や、服用したのが妊娠のいつごろにあたるかで影響などは様々ですが、服用した薬の成分は、確実に胎盤を通って胎児まで行きわたります。 胎児に奇形を作る作用のことを「催奇形性」といい、胎児の発育や機能に悪い影響をもたらすことを「胎児毒性」と言いますが、これらについては薬の生成の段階で、動物による実験で厳重なチェックが行われます。 抗がん剤や一部のうつ病などに処方されるものを除き、催奇形性が強い危険な薬が出回ることはありませんが、人での安全性を厳密に確かめることはなかなか難しいため、不必要な薬を飲まないに越したことはありません。 特に妊娠4週から7週までは胎児への影響が一番大きい時期と言われます。 この時期は胎児の重要な期間が発生・分化する時だからです。 よく妊娠に気付かない初期のうちに風邪薬などを服用してしまったと心配する妊婦の方が多くおられますが、一般的に妊娠に気付きにくい妊娠3週までは胎児の奇形はないと考えられています。 種類によっては妊娠中の服用可能なものもありますので、薬の服用は決して自己判断せず、かかりつけの産婦人科医と相談したほうがよいです。
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